その温もりを。
「だってだってー!維と嶋田も、龍と足立もお互い名前呼びだぜ!?俺も琴に名前でよんでほしい!!」
不満そうに口を尖らせながらも目をキラッキラさせてる北見。
「、、急に言われても困るから、やだ」
「どういう理由だよ!!」
北見は焦りながらつっこんでくる。
「、、もうちょっとしたらね。」
「それっていつ?どれくらい!?」
北見は乗り出して質問する。
「、、さぁね」
わたしは席から立ち上がる。
「木下、どこ行くん?」
武智はりんごジュースを飲みながら聞いてくる。
「北見がうるさいから、トイレ行ってくる。」
「琴ひでぇよ!?」
わぁぁあん、と泣き真似をしてみせる北見。