その温もりを。


「「「「……ちわゲンカ」」」」


4人の声がハモッて聞こえる。


「もういいわよっ!!じゃあ、深帆と武智も何かあったんでしょ!?」


「へっ!?」

2人の顔が急激に赤くなる。

ほらなんかあったんでしょ。

こっちだって暴露したんだから白状しなさいよ!!


「え?そうなのかよ、維」

これには北見も村上も興味津々。

「べつにっ……なんも…………」

深帆さん。表情(かお)と言葉が一致してませーん。


「オレたちだって言ったんだから言えよー」

北見がぎゅうっと抱きついてくる。

「あの、離して、ください。」

無理やり腕をひきはがす。

「えー、なんでだよー。」

「わたし達、つき合ってるワケでもないし。」

ってか、今深帆達の話聞いてんのにズレてきてない?

「じゃあ、つき合っちゃー「無理。わたしアンタのこと好きじゃないし。キスだってあんたがしてきたんだし。」


「えー、フラれたー。まぁいいや。で?維たちは??」

あっさり話を変えた北見。いいのかよ。

「あー…まぁ

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