その温もりを。
寒空広がる君への想い。
季節は瞬く間に過ぎて
いつの間にか12月のはじめ。
わたしと北見の関係は
友達以上恋人未満も同然だった。
深帆達6人で遊ぶこともあったし
2人だけで遊ぶこともあった。
「なぁ、クリスマスさみんなで集まらねぇ?」
それはみんなでカラオケに行ってたとき。
提案は武智だった。
「どういうこと、維」
歌ってた深帆が武智に聞いた。
「オレん家さー、クリスマス両親旅行行ってんだよ。
で、姉ちゃんどうせ彼氏んトコだし。
一人なんだよね。」
「え?おばさん達いないの?
相変わらず、ラブラブだねー。」