その温もりを。


「? あぁ…そのまま好きな奴って」


!?!?

…ま…じか。


「ん?琴名?なんかダメだった?」


俯くわたしを覗きこむように見る北見。


…だから、そーゆう真剣な顔が


………困るんだってば。


「北見はズルいよ。」


なんか…わたしばっかりドキドキさせられて。


「なにが?さっきからなに言ってんの?」


っ~……!!


「もういい!!ほら着いたよ!行こう!!」

わたしはつないでいた北見の手を引っぱった。

< 67 / 115 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop