matricaria
つまらない日々
高校1年生。
人見知りなわたしはあんまりクラスに馴染めていなかった。
中学では部活に入っていたおかげで友達や先輩がいた。
それに何より、小学校からずっと親友の采音(いろね)がいて、采音がいればそれでよかった。
それから采音と同じ高校に入って、クラスが分かれてしまって、中学からの友達もいない。
わたしは友達の作り方がわからなかった。
形だけの居場所として、わたしは大人しいグループの中で、教室内の空気のように存在を示すことなく日々を過ごしていた。
華の女子高校生とは程遠い、つまらない学校生活。
唯一采音と食べるお昼だけは楽しかった。
わざわざ隣の教室まで行ってお昼を過ごす自分が情けなくなったりしたけど、この学校は2年目から学科ごとのクラスに分かれる。
采音とは同じ科を専攻しているから、2年生からは同じクラス。
だからそれまで、それまで。
高校2年生から、幸せな時間が始まると信じて。
人見知りなわたしはあんまりクラスに馴染めていなかった。
中学では部活に入っていたおかげで友達や先輩がいた。
それに何より、小学校からずっと親友の采音(いろね)がいて、采音がいればそれでよかった。
それから采音と同じ高校に入って、クラスが分かれてしまって、中学からの友達もいない。
わたしは友達の作り方がわからなかった。
形だけの居場所として、わたしは大人しいグループの中で、教室内の空気のように存在を示すことなく日々を過ごしていた。
華の女子高校生とは程遠い、つまらない学校生活。
唯一采音と食べるお昼だけは楽しかった。
わざわざ隣の教室まで行ってお昼を過ごす自分が情けなくなったりしたけど、この学校は2年目から学科ごとのクラスに分かれる。
采音とは同じ科を専攻しているから、2年生からは同じクラス。
だからそれまで、それまで。
高校2年生から、幸せな時間が始まると信じて。