【中編】『Love Step番外編』星に願いを
「先輩…こんな素敵なペンションをどうして知っていたんですか?何度も来ているみたいですね?」
「ああ、一臣さんは俺の父親が勤めていた会社の社長の息子で…。」
「お父さんの?」
「このペンションを始める事に大反対だった社長を説得したのが俺の父親だったんだよ。ついでに言うなら一臣さんと信子さんの仲を取り持ったのも…。」
「あ~コホン!龍也、そのくらいで良いよ。その話は照れるから止めてくれ。」
一臣さんが苦笑しながら龍也先輩を制していると、ちょうど信子さんがコーヒーを持ってきてくれた。
「あら?何の話?」
「あ?いやっ、何でもないよ。」
照れ隠しのようにアハハと笑ってみせる一臣さんがおかしくて龍也先輩とあたしは同時に噴き出してしまった。
そんな様子をきょとんとした顔で見つめている信子さんは、大きな瞳に長い睫毛をパチパチさせて不思議そうにあたし達を見た。
「ああ、一臣さんは俺の父親が勤めていた会社の社長の息子で…。」
「お父さんの?」
「このペンションを始める事に大反対だった社長を説得したのが俺の父親だったんだよ。ついでに言うなら一臣さんと信子さんの仲を取り持ったのも…。」
「あ~コホン!龍也、そのくらいで良いよ。その話は照れるから止めてくれ。」
一臣さんが苦笑しながら龍也先輩を制していると、ちょうど信子さんがコーヒーを持ってきてくれた。
「あら?何の話?」
「あ?いやっ、何でもないよ。」
照れ隠しのようにアハハと笑ってみせる一臣さんがおかしくて龍也先輩とあたしは同時に噴き出してしまった。
そんな様子をきょとんとした顔で見つめている信子さんは、大きな瞳に長い睫毛をパチパチさせて不思議そうにあたし達を見た。