【中編】『Love Step番外編』星に願いを
龍也先輩は頭が良いから平気かもしれないけれど、あたしは時々彼に学校を休ませられて困る事がある。

大抵は…その…余り人に言えない理由で…ちょっとベッドから起き上がれなくなったりするからなんだけど…。

まさか明日休めって事は今夜泊まって行けって遠まわしに言っているのかしら?

あたし、明日はちょっと…。

あ?ちょっと待って?もしかして…。


「龍也先輩明日が何の日か知っててそう言っているんですか?」

「当たり前だろう?でなきゃ何でもない平日に無理やりサボれなんて言わねぇよ。」

クスッと笑ってあたしをふわっと抱き寄せる龍也先輩。

あたしがそうされると弱いのを知っていて、眼鏡を外してじっと見つめて来る。


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