【中編】『Love Step番外編』星に願いを
時間も感覚もわからなくなるほど長く甘いキスに、あたしの意識が溶け出した頃、ゆっくりと唇を離しながら龍也先輩は静かに言った。
「…明日、俺も行っても良い?聖良のお父さんの墓。」
「え?」
「聖良のお父さんに挨拶したい。聖良を必ず幸せにするから聖良を俺に下さいって。」
「龍也先輩…。」
「明日、帰ったらその足でお父さんに会いに行こう、な?」
そう言うと、彼は少し身体を折ってかがむと、体重をかけて唇を寄せてきた。
龍也先輩はあたしの事をとても大切にしてくれている。
触れる唇から、指先から彼の想いが溢れるほどに感じる事ができたから…
「…はい。」
あたしは静かに瞳を閉じて彼を受け入れた。
「…明日、俺も行っても良い?聖良のお父さんの墓。」
「え?」
「聖良のお父さんに挨拶したい。聖良を必ず幸せにするから聖良を俺に下さいって。」
「龍也先輩…。」
「明日、帰ったらその足でお父さんに会いに行こう、な?」
そう言うと、彼は少し身体を折ってかがむと、体重をかけて唇を寄せてきた。
龍也先輩はあたしの事をとても大切にしてくれている。
触れる唇から、指先から彼の想いが溢れるほどに感じる事ができたから…
「…はい。」
あたしは静かに瞳を閉じて彼を受け入れた。