【中編】『Love Step番外編』星に願いを
こういうときの先輩は絶対にあたしに断らせるつもりは無い。

必然的にあたしは彼の言いなりになってしまう訳で…

「早めに出たほうが良いからな。弁当食ったら行くぞ?いいな。」

……はい?


あたしは龍也先輩の瞳に魅せられて幻聴まで聞こえるようになってしまったのでしょうか?

「え…っと、ツーリングって…サイクリングの事でしたっけ?」

「バカ!バイクに決まってんだろ?」

「バッ…バイク?バイクなんて先輩持っているんですか?
…って、その前に先輩免許なんて持っていないでしょう?」

「あるよ。」

「へ…?」


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