【中編】『Love Step番外編』星に願いを
ママの言葉にあたしは凍りついた。
否定したかった事実を誰かの口から聞く事がこんなにも衝撃的だとは思わなかった。
胸を圧迫するような絶望感が襲ってきて身体が小刻みに震え始めていた。
「おかあさん?何を言って…。」
「あなたたちは少し前から結婚式場のポスターで話題になって雑誌でも取り上げられていたでしょう?
私ももっと早くに気付けばよかった。
見る人が見ればわかるものね。あなたには雪の面影があるもの。」
ママの言葉に龍也先輩は大きく瞳を見開いて、その答えをあたしに求めるように見つめて来る
「雪って…おかあさんは俺の母さんを知っているんですか?」
「ええ、とても良く知っていたわ。
だけど彼女が失踪中、こんなに近くで暮らしていたとは思わなかった。
知っていたら…もっと違う形で幸せになれたかもしれないのに。」
否定したかった事実を誰かの口から聞く事がこんなにも衝撃的だとは思わなかった。
胸を圧迫するような絶望感が襲ってきて身体が小刻みに震え始めていた。
「おかあさん?何を言って…。」
「あなたたちは少し前から結婚式場のポスターで話題になって雑誌でも取り上げられていたでしょう?
私ももっと早くに気付けばよかった。
見る人が見ればわかるものね。あなたには雪の面影があるもの。」
ママの言葉に龍也先輩は大きく瞳を見開いて、その答えをあたしに求めるように見つめて来る
「雪って…おかあさんは俺の母さんを知っているんですか?」
「ええ、とても良く知っていたわ。
だけど彼女が失踪中、こんなに近くで暮らしていたとは思わなかった。
知っていたら…もっと違う形で幸せになれたかもしれないのに。」