【中編】『Love Step番外編』星に願いを
「ママもお兄ちゃんもあたしを護ろうとしていたんです。
春日の大おじいさまはママが自分の意思に背いた事を今でもよく思っていなくて、あたしを一族結婚の対象にしようとしたの。
ママとお兄ちゃんはあたしを一族結婚に巻き込まないために、水谷のおじいさまと泉原の当主様の力を借りているんです。
水谷と泉原の守護が無かったら、今ごろあたしは春日の手駒の一つにされていたでしょうね。」
「そんな馬鹿な事!聖良に選択権は無いのか?
なんで春日のその爺さんが人の人生を左右するんだよ。
俺の母さんだって言わばそいつの犠牲者なんだろう?」
「春日の大おじいさまは一族の長老と呼ばれていた数人の最後の一人なんです。
長老達はかつて一族の闇の部分を仕切ってきました。
現当主様になってからはその様な事は一切無くなったはずなんですけれど…
頭の古い一部の一族と大おじいさまがまだ、一族の中で闇の力を持っているんです。」
春日の大おじいさまはママが自分の意思に背いた事を今でもよく思っていなくて、あたしを一族結婚の対象にしようとしたの。
ママとお兄ちゃんはあたしを一族結婚に巻き込まないために、水谷のおじいさまと泉原の当主様の力を借りているんです。
水谷と泉原の守護が無かったら、今ごろあたしは春日の手駒の一つにされていたでしょうね。」
「そんな馬鹿な事!聖良に選択権は無いのか?
なんで春日のその爺さんが人の人生を左右するんだよ。
俺の母さんだって言わばそいつの犠牲者なんだろう?」
「春日の大おじいさまは一族の長老と呼ばれていた数人の最後の一人なんです。
長老達はかつて一族の闇の部分を仕切ってきました。
現当主様になってからはその様な事は一切無くなったはずなんですけれど…
頭の古い一部の一族と大おじいさまがまだ、一族の中で闇の力を持っているんです。」