【中編】『Love Step番外編』星に願いを
「未来の俺の花嫁に…。聖良がいてくれれば俺はどんな事でも乗り越えられるんだ。
たとえ春日が俺を見つけようと、運命が俺達を引離そうと、俺は負けない。
必ずお前と幸せになってみせる。」

痛いほどの想いを受け止めて、あたしは涙が止まらなかった。

「だから…怖れずに俺について来い。必ず護るから…。
どんな苦しみからも悲しみからもおまえを護って支えていくから…。
あの部屋で俺と暮らそう?俺と生きていこう。」

パパ、この人ならきっとあたしを護ってくれるよね。

あたし達きっと幸せになれるよね。


「あたしも…先輩となら春日を敵に回しても構いません。
あなたを護って、幸せな時間を共に生きていきたい。」


――あたしを一生あなたの傍に置いてください。



最後の言葉は龍也先輩の熱いキスに絡め取られてしまったけれど…

心が繋がっていたからきっとちゃんと届いていたと思う。


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