片恋い想い。
悪女の涙
あれから、陰口は言われなくなった
篤也が手を回したらしい
私を襲った人たちは分からないけど、辞めたと聞いた
とにもかくにも、また平和が戻ってきた
「出来た♪」
「おお…」
綺麗だなー
赤い煌びやかなハッピ
丁度そこへ赤団のリーダーがやってきた
「出来たんだぁー、ありがとう」
「着てもいいかな?」
「はい!」
先輩は嬉しそうにどこかへ走って行った
あれから、高橋に会ってない
というか避けてるのかな?
「どうしたのよ?」
「別に何もないけど…」
「…考えてばっかりじゃん。会いたいなら会えばいいじゃない」
分かってるよ
だけど、あの日の出来事がいつまでも離れない