片恋い想い。
「あーキツい」
「亜依♪お疲れ様」
リレーを終えて帰ってきた亜依
亜依は足が速い
まだ、あと三つの競技が残ってるみたいだ
私は綱引きと玉入れ
走りがない無難な競技だ♪
高橋はリーダーだからどこにいてもすぐに分かる
「…ライバル増えないといいけどね」
咲良~!
完璧に今のわざとだ!
「だよね。うちらは別に興味ないけどさ、先輩人気あるよ」
それ以上聞いてたら病む…
「早く告んないと、どこぞの子猫ちゃんにとられちゃうよ♪」
「なによそれ…」
わかってるもん
あと一歩が踏み出せないんだ
高橋を見つめながらそう思った
言えるならとっくの昔にそうしてる