片恋い想い。
告白
「亜依!私、言うよ!」
「はあ!?え!?」
私の言葉に動揺を隠せない亜依
自分でもビックリしてる
不安はこの胸にある
だけど、それよりも高橋に気持ちを伝えたい
伝えたら、今までのようにはいかない
だけど変わらなきゃいけない
「待ってて…」
放課後になって、必死で走った
ただ、高橋を求めて
会いたくて、会いたくて仕方ない
息が切れるのをお構いなしに闇雲に走った
そしてやっと見つけた
「高橋!」
「り…な?」
いつものたまり場、非常階段で高橋を見つけた
「あのね!…私、高橋のことが…好きなの…」
息を切らしながら全力で伝える
幸い高橋は一人でタバコを口にくわえていた