片恋い想い。
「っばか!」
胸の高鳴りを隠して、篤也よりに先に行く
「おーい!人をさんざん待たせて先に行くとかありえねーぞっ」
「誰も待ってなんて頼んでないし♪」
そう言ってアッカンベをして、走る
それを篤也が走って追いかける
昔の篤也を思い出したけど、不思議と恐怖は消え失せていた
「…篤也、ありがとね♪」
「は?なんか言った?」
「なんでもなーい♪」
皮肉だけど篤也がいて良かったよ
じゃなきゃ、私はまだ泣いていた
ありがとう、本当に…ありがとう