甘い甘い最後のキス

 お姉ちゃんは大学のお金もいるし男一人は何かと大変だろうからってお父さんについていくらしい。

  
 私は、お母さんについていくことになった。

 
 「佑介・・・・?」

 「ン?」

 「お父さんたち・・離婚しちゃった・・・。」

 「そっか・・・夜中とか怒鳴り声聞こえてたから・・・まあ俺の母さんは病気で死んだからしょうがねえけど・・・家族って大事だよなあ・・」

 「うん・・私おとうさんもお母さんも大好きなのに・・」

 「しょうがないこともあるかもしんないからなあ・・・まあ俺がお前の家族になるから」

 佑介は笑いながら言ってたけど、その言葉はすごく嬉しかった。
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