初恋❤初めての好きのカタチ
❤2章❤ ~揺れる心~
冬
翌日
教室を入ると
がらっー
「「瑞佳様!!これを受け取ってください!!」」
どさどさどさっ
いつの間にか、私の両腕にはたくさんのチョコの谷が・・・
「・・・・」
私が立ち止ってると
「あ、瑞佳。私もチョコ渡したいんだけど・・・。とりあえず、それ入れる袋あげるよ」
困っている私に気遣ってくれたのか、
普通のクラスメイトの子が大きなかわいい紙袋をくれた。
「ありがとう」
「いえいえ」
と、手っ取り早く私の両腕に積まれたチョコを袋に入れてくれた。
ふぅ・・
何とかひと段落して、自分の席に着くと
「瑞佳!誰?あの男!!」
といきなり夕莉が私の目の前に来て言った。
「は?男??」
「あぁもういい!お昼ねっ!」
と言って、自分の席に行ってしまった。
なんなんだ・・・