初恋❤初めての好きのカタチ
そうして学校の昼休みに今朝のそのことを親友の夕莉(ゆり)に話した。
「へぇ。そんなこと話してたの。それじゃあ、あんたのお兄さんも笑うわ」
「・・・」
「まぁ、いいじゃない。瑞佳は女子の憧れの的なんだたら」
「そんなのあんまりうれしくない・・・」
「へぇ、そんなこと言ったって、ほら皆あんたのこと見てるよ。あんたと普通に話しているあたしがすごいなぁって目で私も観られてるしね」
うっ!本当に夕莉の言うとおりだ。
「・・・」
「それとも何?彼氏欲しいの?」
はぁ?
そんなの
「ほしいわけないじゃん!!ってか、さっき今朝の話聞いたよね?」
「まぁまぁいいじゃない。あ、今日の部活って個人練だっけ?」
そう、夕莉とは部活が一緒なんです。それに夕莉とは中学んとき仲良くなった。
「うん」
「瑞佳はどこでやんの?」
「あぁ、近くの弓道場で。多分部の方は無理だろうし。夕莉は?」
「そっか。あたしはどっかの道場で」
「どっかの道場って・・」
「いいじゃない。弓道だけのなかったし。あ、今度の個人練そこ行かせてね」
「あ、うんいいよ」
「でもいいよねぇ。瑞佳は女子にもモテモテで」
「はぁ、これだから女子校嫌だったんだよ」
「いいじゃな。実際男子にもモテてるし。今月で何回告白された?」
「えっと、・・5回だったかな」
「あんたモテてんじゃん」
「モテない!だいたい、わたしは偏差値70以上で女子校にしか入れなかったんだから!」
「頭いいねあんた。いいじゃん、頭いいし、男女ともにモテてるし」
あーー!もう!
「私は頭もよくないし男女にもモテていない普通の高校生っです!」
と、つい大声で言ってしまった。
しまった!
「キャーーー!そこも可愛い!さすが私たちの瑞佳様!!」
あーーー!またやってしまった。
クラスの半分の女子が叫んでる。
他の女子はちょっと引いてる・・・。
そりゃぁ引くよなぁ・・・
「言い張ることかぁ?」
とあきれながら夕莉に言わた。
とそんなことを言いながら昼休みが終わった。
早く放課後にならないかなぁ・・・。