幸せのカケラ

「美乃里。もう付き合って、2年経つんだな。
お前といると、すげぇ早く感じた。
また来年も、一緒にいよう」
「来年だけ?」
「フッ。毎年、これからもずっと。一緒にいよう」

また、涙が流れる。

「絶対…?」
「絶対。ずっと、一緒にいよう…美乃里」
「約束だよ…?」
「あぁ、約束。好きだよ…美乃里」
「あたしも…好き…」

そして、頂上に来た時。


あたしたちは、キスをした。


まるでそれは、約束のキスだった。


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