あたしナメんなよっ??!

東区

京から電話がきてからすぐあたしは再びケータイを耳に当てる

「もしもし、情報はきてるだろ？東区だあそこはこっちの域。面倒だとは百も承知、迎えたのむぞ」

電話を切り
持ってきていたかばんの中から
ウイッグをだす

それをつけていそいで化粧を顔に施し
もともと使っていたコンタクトをはずし
度だけがはいったコンタクトに付け替える



ﾌﾟﾙﾙﾌﾟﾙﾙ
電話。この着信音は華乃

「もしもし？今急いでるんだけど」

あたしは準備をしながら電話に出る
「東区でだとな、なに考えてるんだ？あっちは」

「あたしが知るわけないだろう。当然北区で抗争は起きるものだと思っていたからな、おかげであたしも出張る必要がでてきたよ面倒くさい」

服を出して耳にケータイをはさみ着替える


「まぁ、一応いっとくけど怪我はすんなよ？あと、あっちも殺すなよ？」

心配そうな声色であたしに忠告をしてくる
「わかってる。あたしが怪我するとかおもってんの？」
挑発的に返せば

「全く」
なんて笑い声がかえってくる

「じゃ、いくからきる。またなんかあったら連絡するよ心配しないでってみんなに伝えてね」
そう伝えて電話を切り倉庫をでる