初恋は涙の味
その後、私が無理やり茜に引き剥がされたのは…言うまでもない…か(笑)

そして、只今私は茜のご機嫌取りをしてる最中です。

「もう!稔なんて知らない!嫌いよ!」

「だ、だって茜が…可愛いか…」
あ、やばっ。

「知らない、嫌い!」

こうなるとまずい…
茜のご機嫌取りをする時は言葉を選ばなきゃ…だね…あは…。

「ど、どうすれば許してくれるの?」

すると茜はニヤッと笑って言ったの。

「じゃあ、稔も合コンに参加してよ?」

ご、合コン?!?!
な、なんで私が…

「人数が1人足りないんだもん☆」

茜は、まるで私の心の声が聞こえたかのように言った。

みなさん。茜は化け物です(笑)

って、そんな場合じゃ…

「ね?参加するよね?」

なかったぁぁぁぁぁあ!!泣

「や、でも合コンに私がいた所で…なんの役にも立たないし…」
「大丈夫よ!私がフォローするから♡」

うっ…茜ぇ……

「で、参加するの?どうなの?」

こうなったらもう…

「はいはいっ…参加しますよぉ…泣」

ああ、あんなこと言わなきゃよかった…
そう後悔しながらも、実はどこかでちょっぴり楽しみにしてる自分もいた。

そんなこんなで、私は合コンに参加することになってしまったのだ…
< 3 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop