初恋は涙の味
その後、ロングの稔って奴の友達らしき奴が説得している。

顔を見る限り…かなり嫌がってそうだな…

でも、稔はあっさりと降参して俺の隣に座った。


よく見れば…こいつ可愛いな。

それに、さっきのままじゃ悪い印象だけが残っちまうし…一応、謝っとくか。
「さっきは…悪かったな。」
わざと間をあけて言った。
だって、恥ずかしかったから…
実は謝るのはこれが初めて…なんだよ。


すると、稔はビックリした顔をして俺を見る。
まさか謝られるとは思わなかっただらうな…。
だが、その後稔は申し訳なさそうな顔をして
「い、いや…私の方こそ…すみません…」

案の定、やっぱり謝ってきたな。
< 30 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop