初恋は涙の味


「次期IT企業会社SUNの蒼空です。」

そう言い、俺は全メディアに笑顔を向ける。


「キャーキャーッ!」

周りを騒ぎ立てるのは、俺を見に来た女達。

…正直言って…


「うぜっ。」

俺は独り言のように、本音をこぼした。



「あのー…質問いいですか?」


一部のメディアから向けられたその言葉に俺は反応する。

いつもの営業スマイルで俺は頷いた。
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