初恋は涙の味

めんどくせー…*空side


「わりぃ。親父…。あのさ……」

「…どうしたんだ?」

意を決して俺はあの言葉を口にする。
「…ヘリ貸してくんね?」

親父はポカンとした顔で俺を見る。

…だってさ…
アレを使って探した方が早く見つかると思ったんだよ…。
しかたねーじゃねーかよ?

「…好きにしなさい。」

よっしゃ!

親父の許可が出たことに、心の中でガッツポーズをすると、俺はあの部屋に向かった。
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