夏風に吹かれて…(仮)
…付合った人。



そりゃぁ、私だって純粋に恋愛していた時もある。




好きだった人も居た。



でも…
あの出来事があってから好きになるのも、恋愛をするのも、自然と拒むようになっていた。







「よし!んじゃ次のイベントの振りはこれでいこう」

「うん!やっとまとまってきたしね」





汗をかいた肌に涼しい夜風が吹き抜ける。


この瞬間がもの凄く気持ちが良くて、さっきまで悪かった気分も嘘の様に洗い流される。





18の夏…。



私はまだ、本当の恋を知らない。

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