夏風に吹かれて…(仮)

偶然

「お疲れ様~今日も良かったよ~またよろしくね」

「こちらこそよろしくお願いします!!」




月に2回程のクラブイベント。

今日のイベントも大成功だった。



「美来、やっぱあの振りでやっといてよかったね~!」

「本当!すっごい盛り上がったし、怜お疲れ~♪♪」

「美来もお疲れ~!…あ!ごめんあたしちょっと彼氏んとこ行ってくるわ」

「オッケー♪んじゃまた後で」


怜は恋も夢も順調だ。怜の彼氏もまたダンサーで、この辺りでは名の知れている人気のダンサーだ。




羨ましいなぁ…




「美来ちゃん」

「マスター…」



「怜ちゃん彼氏の所行っちゃった?」

ここのクラブのマスター。長いことこのクラブにはお世話になってるから、マスターとはもうマブダチ状態

「行っちゃったよー…あたし一人置いてさぁ~」

「…そっか、まぁ…そんな美来ちゃんには俺のスペシャルカクテルをプレゼントするよ~♪」

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