こんぺいと
タイトル未編集
哀斗の

♯哀斗Side♯
巫 哀斗 17歳…になる
4月から受験生か…
「はぁー」
わざと大きなため息を漏らす
「どうした?哀兄」
3つ離れた妹、星流だ
女のクセに男みたいな言い方をする。
弟みたいなヤツ…
だが見た目はいかにも中3といった感じで、長く伸ばした髪を首もとで緩く結び、スカートは短く…
いかんいかん、これじゃ俺ただの変態じゃねえか。
「はは…」と自分を軽く笑った。
「なあ、哀兄…」
「なんだ?」
なんか星流の目線がいたい気が…
「なにニヤニヤしてんだ?キモいぞ…」
「…キモいぞって…」
やめろ…そんな目でみるな…
星流は得たいの知れないものを見るような目で俺を見てくる。
「そんな顏で私みるなよ、キモい…」
「…そんな二回も言わなくてもいいじゃねぇか…」

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