こんぺいと
紗香の

ж紗香Sideж
暦 紗香 17歳…になる
4月から受験生…
─チュン、チュン…─
カーテンから入ってくる日差しが、私をいじめる…
「んん~…」
もぞもぞとベッドから顏を出す

わん!とコーギーのるるが走ってくる
私が起きたことに気づいたみたい
「ふぁ~…おはよ、るる…」
わんわん!と私が差し出した手をペロペロと舐めてきた
「くすぐったいよ~」
るるの愛しい姿を見ていると自然と笑みがこぼれる…

「紗香~!!朝よ、早く起きなさい!!」
お母さんが大声で呼ぶ
「もう起きてるよ~」
こっちも大声で返した
着替えて、リビングに向かった…

「紗香…最近起きるのおそいわよ? もうすぐよ?始業式」
「まだ2週間あるよ!」

少々怒りぎみに言ってしまったかも知れない。
お母さんは「そう…」とだけ言って、キッチンに向かってしまった
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