~君という光~
「あったー!
 はまった。」

透真は片耳でコツをつかんだのか、反対側の耳にはすぐピアスがはめれたようだ。

「うん、似合うね~。」

似合うとか照れる。

「そうかな。ありがとう。」

あたしは透真に少しだけ笑みを見せた。

「透真のお誕生日はいつなの?」

あたしが聞くと、まってましたと言わんばかりに透真が満面の笑みで

「俺ね、10月7だよ!」

といった。

「終わってる…。」

「うん、忘れないでねー。
 期待してるから!!!なーんて。
 覚えてくれていたらいいなぁ。」

「忘れない。」

「よし、これも約束しよう。」

「約束。」
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