~君という光~
久しぶりの家族がそろった食事には明るい雰囲気はなく、ただ重い空気を感じていた。
一言もしゃべらない父とあたし。
この重い空気をどうにかしようとしているお母さん。
だが、食べ終えるまで何の会話もなかった。
あたしは”ごちそうさま。”といった後すぐに部屋に閉じこもった。
そして、椅子に座り本棚に並べられたたくさんの本を見ていた。
どれか1冊読もうと思って選んでいたのだ。
でもその前に、”透真にお礼の手紙を書こう。”と思ったあたしは封筒と便箋を用意し、手紙を書き始めた。
異性にお手紙を書くことは一度もなかったあたしはなんて書いたらいいのか分からず、ペンを握ったまま固まっていた。
一言もしゃべらない父とあたし。
この重い空気をどうにかしようとしているお母さん。
だが、食べ終えるまで何の会話もなかった。
あたしは”ごちそうさま。”といった後すぐに部屋に閉じこもった。
そして、椅子に座り本棚に並べられたたくさんの本を見ていた。
どれか1冊読もうと思って選んでいたのだ。
でもその前に、”透真にお礼の手紙を書こう。”と思ったあたしは封筒と便箋を用意し、手紙を書き始めた。
異性にお手紙を書くことは一度もなかったあたしはなんて書いたらいいのか分からず、ペンを握ったまま固まっていた。