~君という光~
小さいころから手紙を書くのが好きだったあたしはいろんな子に手紙を書いていたとお母さんが言っていた。

手紙を書くとあたしの素直な気持ちがあふれてくる。
それを全部伝えようと文字にする。

あたしが書いた手紙を誰かに読んでもらえるのが嬉しくて何枚でも書いてしまう。

でも、透真のことだからきっと途中で読むのやめちゃうんだろうな、と思った。

口やメールなんかより手紙の方が断然いいと思う。
一生懸命書いたことも伝わるし、気持ちも伝わる。

だから、手紙を書くのが好きなのかもしれない。

あたしは、透真への手紙をカバンにしまいベッドに横になった。
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