~君という光~
「生きてるに決まってるじゃん…。ずっと一緒にいようって言ってくれたんだから。」

「じゃあ、なんでその親友は今、お前と一緒にいないんだ?」

「きっと、忙しいんだ…。」

「学校に来れないほど?」

「ねぇ、なんでそんな遠まわしに聞くの…?」

「じゃあ、はっきり言ってもいいの?」

また、真剣な目をしてあたしに聞いてきた。

「あいつは交通事故で亡くなったって。中2になってすぐ。」

「透真まで何言ってんの?あたし、そういうことを言われる夢を何回も見てきたの。だから、そんなこと言うのやめて。」

すると、透真はあたしを引き離しあたしの目を見た。
< 131 / 173 >

この作品をシェア

pagetop