~君という光~
「それでさ…。悪いけど勝手に見ちゃったんだ。お前のノート。」

何のノートだろう。
でも、今は何もしゃべりたくないから、聞かないことにした。

「辛くてどうしようもない時に書くって書いてあったノート。中2と中3の時のヤツかな。ちゃんと日付も書いていたんだな。」

あぁ…。思い出した。そんなノート何処にあったのだろう。

「そこになんて書いたか覚えてるか?
 『死にたい。』『なんであたしが生まれてきたんだろう。』
 『なぜ、あたしはこんな健康的な体をしているんだろう。生きたくても生きれない人と代わりたい。』
 お前は生きることじゃなく死ぬことを望んでいた。」

透真はすこしかすれた声でそういった。
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