~君という光~
あれから2週間がたった。

あたしは無事退院することができた。

クリスマスまでには退院できるように治療してもらったのだ。

今は、12月22日、PM.15:30を回ったところだった。

あたしの隣には両親と透真がいる。

「お世話になりました。」

先生にそういってから、病院を出た。

「さぁー、今日はきいなの退院パーティーをしなくちゃね!」

そういったのはお母さんだった。

「いいよ、そんなの。もとはといえば自分が悪いし…。」

あたしの声を聞いて聞かぬ振りするお母さん。

そんなこんなであたしたちは家に着いた。
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