~君という光~
「ムリでーす。待ち受けにしちゃおっかなー。」

「ダメ。」

「いいじゃん。じゃあ、今の写真を待ち受けにするのと、写真を消す代わりに俺の言うことを聞くのとではどっちがいい?」

俺の言うこと!?
いったいなんだろう…。
変なのだったらどうしよう…。

透真はズル賢くて卑怯だ、とあたしは思った。

「えぇ…。」

「5」

透真は勝手にカウントダウンを始めた。

「待って。」

「4」

「えーっとね…。」

「3」

カウントダウンのせいでテンパるあたし。
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