~君という光~
翌日、登校しているとまた透真に声をかけられた。

「きいなぁー、おはよう!」

「おはよ。」

こうやって挨拶するのが普通になってきた。

「なぁ、今日俺んち来ない?」

また、新しいゲームでもやらせてくれるのか?
と思ったが、

 「実はさ、パソコン買ってもらったんだよねー!」

 「へぇ。」

予想大外れ。
まさかパソコンを買ってもらったからというのが理由だなんて。

 「んで?」

あたしはちょっと強い口調で聞き返してしまった。

 「お前さ、パソコンもってるだろ?
  だから、ちょっとやり方教えてくんない?」

 「あたしがパソコンもってること知ってたんだ。
  お安い御用。」

 「マジ!?サンキュー!」

 透真は朝からテンション高い。

 こんなやつについていけるあたしはすごい、
 と自画自賛した。
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