~君という光~
「あっ。」

あたしは急に目が覚めた。

さっきのは夢か…。

「良かった。」

安心したあたしは声に出していってしまった。


視野を広げると透真があたしを不思議そうな目で見ている。

「なに。」

あたしは透真に聞く。

「・・・。」

返事がない。

「聞いてる?」

もう一回聞き直す。

「あ、あぁ、聞いてるよ。」

やっと返事した。

聞いてないくせに聞いてると嘘をつく。
なぜ本当のことを言わないのだろう。
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