~君という光~
そのまま二人は何も話さずに黙ったまま歩き出した。

いつもなら透真の家がすごく近く思えるのに今はとても遠く感じる。


「あ、のさ…。」

透真が急に口を開いた。

「なに?」

「明日暇?
 あぁ…ヒマっていうか用事ない?」

「別にないけど?
 なんで?」

「秘密ーっ!」

秘密!?
そういえばこの前も秘密って言われたことがあったような…。

「透真って最近あたしに隠し事多くない?」

思ったことを口にした。

「えっ。そうか?」

一瞬驚いたように見えた。
やっぱりなんか隠してるな…?

「うん。」

それも明日でわかることだ。
気にしないでおこう。
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