~君という光~
「んじゃ、また明日なーっ!」

「またね。」

そういって手を振る。
透真はうれしそうに手を振りかえす。

あたしはまた歩き出した。

もう立冬だ。
とてもじゃないけど寒い。
でも夏よりは冬の方が好き。
あんな暑い季節と比べたら寒い冬ほうのがまだましだ。

あたしは手をポケットに突っこんで家まで早く歩いた。
< 66 / 173 >

この作品をシェア

pagetop