ただ、思って・・・ただ、愛して・・・
日誌を書きながらも私はこっそり彼の名札をみた。
『石原』
石原・・・ふぅーん・・・
修也と中はいいのだろうか。聞いてみようかな。
「ねぇ、石原。」
「え?」
「修也と仲いいの?」
「まぁまぁかな。なんで?」
「なんでもない。」
私はまた日誌を書き始めた。まぁまぁが一番困る回答なんだけど。
「もしかして、二葉って修也のこと好きなの?」
「・・・」
私は何も答えなかった。そしたら石原も何も言わなくなった。
でも、私が書き終わった頃、石原は口を開いた。
「修也はやめといた方がいいと思う。」
私の心臓が脈をうつ・・・
血の気が引いた。
「な、なんでそういえるのよ。」
「あいつら結構仲がいいから。」
私は必死に泣きそうなのをこらえた。分かってる。
でも、他人に言われてしまうのが一番きつい。
改めてかんじさせられる。
仲がいいからなんなの・・・二人がラブラブだから好きになっちゃいけないの?
そんなきまりないじゃん。
私はそう思いながら書き終わった日誌をもって職員室に向かった。
絶対に諦めないんだから。私は・・・