ただ、思って・・・ただ、愛して・・・

――――・・・

「はぁ・・・」
私は家に帰ってきてベッドに寝転がっていた。
心がずたずただ。諦めたくない・・・諦めたくない・・・

私はカバンの中から参考書を出した。・・・でも、何かメモが入っていた。
《こっそり入れちゃった。俺、石原相馬っていうからよろしく。
メアド書いとくから、聞きたいことがあったらいつでも聞いて。》
と、書いてあった。いつのまに入れたことやら。不思議な人だ。
でも、これで修也のこととか聞けるのだろうか。
それならそれでいいや。
私は一応メアドを登録して勉強にはいった。
勉強は一応集中してできた。もう少しでテストもある。今回は頑張らないと。
少しでも修也に近づけれるように。
少しのことにもちゃんと努力して行かないと。
いくら努力してもきっと修也は振り向いてくれないと思う。
だけど・・・

♪~~♪~~♪~~

机に置いていた携帯の音に少しびっくりしてしまった。
誰だろ・・・知らないメールアドレス。
あ、でも本文に、《メアド変更 修也》
アドレス変更かぁ・・・あいかわず修也らしいメールアドレスだな。
私は登録して勉強に戻った。

でも、勉強というのに眠くて全然はかどらない。
私はもうやめてベッドに入り込んだ。
今日はもう寝よう。私はそのまま眠りに着いた。
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