ただ、思って・・・ただ、愛して・・・

――――・・・

「ふぅぅ・・・」
やっと家に着いた。まだお母さんは家に帰ってきていない。
ベッドに寝転がった。

♪~~・・・♪~~・・・
名前を見ると《石原》と書いてある。私はまだ一回も送ったことないのに、なんでメアド知ってるんだ?
私は受信ボックスを開けた。
《修也にメアド教えてもらった。よろ。さっきは言いすぎたかも。でも、これはマジの話だから。よく考えて。あと、お前、なんで怒ったら方言がでてくるんだ?》
修也に教えてもらったのか・・・てか、私怒ってたとき方言出てたのか?
もともとここが地元じゃないからたまに方言が狂ってしまう。
まぁ、それはいいとして・・・でも、石原・・・
よく考えてみるとどっかで聞いたことのあるような名前だ。
思い出せないが・・・
とりあえず私は返事をしてそのまま眠りに着いた。
でも・・・石原・・・
思い出せん。なんか思い出せそうな気がして・・・
でも、思い出せない・・・イライラする。
石原・・・一体誰なんだ。
懐かしいような・・・懐かしくないような。
この中途半端な・・・わからん。
もういい。あまり考え事はしないでおこう。
ゆっくり休みたいから・・・熱も下がればいいけど・・・

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