ただ、思って・・・ただ、愛して・・・

修也の考えていることがわからない。
私のことをどう思ってるの?あなたにとって私はなんなの?
わからない・・・どうなのか知りたい。

あの告白はなんだったの?
あ・・・今になって気づいた。ただ彼女が欲しくて告白してきただけかもしれない。
はは・・・私、何マジに受けてんだろ。
でも、たとえそうだとしても私は修也が好きなことには変わりはない。

あの修也の告白がマジじゃなくても・・・
今は今なんだから・・・諦めずに頑張らないと・・・

はぁ・・・さっきバス酔いしたのが結構きつい。
でも、ちゃんと受けないとな。
私は保健室に行くのを我慢してこのまま教室に残ることにした。
そして、あのうるさかった私の教室の前はいつの間にかみんな教室に戻っていた。
修也も教室に戻ったのだろう。
私の教室はもうみんなテスト勉強に入っている。
私もなにかしなきゃ。
とりあえず私は教科書を出した。今日は数学がある。
私の一番嫌いな教科だ。
とりあえず勉強をしている振り。
朝ごはんも食べなかったからぼぉーっとする。
頭が働かない。あぁ・・・きつい。ダメだ。しっかりしないと。

あぁ・・・やっぱりダメだ・・・

バタンッッ!!!!!――――・・・

あ・・・だめ・・・力が入らない・・・
「おいっ!二葉!しっかりしろ!!」
誰だ・・・これ・・・修也?
・・・たすけて・・・きついよ・・・
「二葉!俺の背中載せるからおちるなよ。」
え・・・だめだよ・・・私・・・重いから・・・

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