ただ、思って・・・ただ、愛して・・・

確か、美花さんって3組だ。修也はなんであんなぶりっこなやつと・・・でも私は口出ししちゃいけないんだ。修也が好きならそれでいい。しょうがない。
私は教室に帰りながらも心が痛かった。何かが突っかかるような。そんな・・・
最近ずっとストレスが溜まって行く感じ・・・
我慢しなくちゃいけないけど・・・すごく最近きつくなってきた。

もういい。5時間目からは保健室で寝ておこう。
私は保健室に向かった。でも、誰もいなくて私はベッドに寝転がってカーテンを閉めた。
すっごくおちつく。なにも考えなくていいし。
眠りかけたころだった。
「おいおい・・・サボっていいのかよ。」
「いいの、いいの。」
なんか来てしまった。修也と美花さんが。なんでここにくるんか・・・ま、そんなこと一つしかないよね。うるさくて眠れない。ふさいでも聞こえてくる二人の甘い声が。
私はいつまで我慢するのか・・・今すぐ諦めてしまえばいいものを。なぜ私は諦めないのだろう。私にもわからない。一つ言えることはわからないくらいやはり私は修也が好きということ。
いつ叶うかわからないこの恋を・・・ずっと聞こえてくる二人の声。
ずっと聞くうちに一粒一粒・・・涙が溢れてきた。こんなに悲しい、こんなに苦しいのに、すきなんだ・・・

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