ただ、思って・・・ただ、愛して・・・
彼女いるくせにそんなに優しくしないでよ・・・
変に期待してしまうじゃん・・・やめてよ。
私はブツブツ思いながら帰っていった。
・・・――――
「ただいま・・・」
「お帰り!」
家に帰るとお母さんが帰ってきてた。
もう疲れたな・・・弁当と洗濯物を出してすぐに2回の自分の部屋に上がっていた。
「美琉久?すぐご飯よ!」
「うん・・・」
私は適当に返事をしてドアを開けた。最近部屋がきたないな。掃除・・・しなきゃ。
と、思いながらも、私はカバンを投げつけた。
ほんと、彼女のいる人を好きになるなんて・・・最近我慢しすぎてきつい・・・
どうかしたって叶うような恋じゃないの・・・
修也が好きになっちゃった人だからよっぽどのことがない限り別れることはない。
一途な修也だから。
今は我慢しないといけないの。いつか想い続けたら叶うってこと多いらしいし、諦めないようにしよう。
私は携帯を開いた。受信ボックスの中の1件の保護メール・・・
修也の告白メール
《好きやけ!》
この一言・・・中学2年生の頃からずっと消せない・・・
いつか、またこの言葉が聞けるようになったらいいのに。
「美琉久!ご飯よ!」
「はぁぁい!」
私は携帯を閉じてリビングに向かった。」