スマイル
「そぉ?短いんじゃないの?」 
 
お母さんはまだ疑っている。 
 
「いってきまーす」  
 
私はトーストを口にいれて家を出た。 
 
「おっ!夕美も今出るのか!一緒に行こーぜ」 
 
聞き覚えのある声がし私は振り返った。 
 
「祐輔!!・・・何で私が祐輔と行かなきゃなんないのよ」 
 
「まーまーそんな事言わないでさーあっ!!本当は俺と行きたかったりしてー」 
 
「なっ!!誰が!!」 
 
私の顔はリンゴのように赤くなっていた。  
 
「夕美、顔赤いぞぉー」 
 
祐輔が私を見る。 
 
「ほっといて!!」 
 
私は走った。 
 
「あっ!!夕美ぃー」 
 
 
 
ほんっとお調子者なんだから!!
< 3 / 67 >

この作品をシェア

pagetop