スマイル
私は学校の門の所まで来た。 
 
『ハアハア』 
 
私は息を切らした。 
 
「夕美!!」 
 
背後から声がした。 
 
「何よ!!」 
 
私は祐輔だと思い睨みつけた。 
 
「なっ!!何怒ってんの?」 
 
私は顔が赤くなった、私が睨みつけた相手が親友の翠だったからだ。 
 
「何でもない!!」
 
私は翠に背を向けた。 
 
「教えなさいよ~」 
 
翠はそう言って私をくすぐった。 
 
「ちょっ!!マジ勘弁!!みど…翠!!」 
 
「言うまで止めないんだもんね~」 
 
「分かった!!言うから!翠!!止めて」 
 
私は翠をグイッと押した。
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