*Love Mail*-恋のはじまり-
「あんな女子興味ねーよ。俺は、いつも自然体なちひろを好きになった。ありのままのちひろが好き。ただそれだけだ。」
俺はそう言って立ち上がった。
「どうして、おまえが凛のこと知ってるか知らねーけど、俺はちひろを譲るつもりはない。じゃあな。」
そう言って、俺は教室に戻ろうとしたそのとき…
「有村!!!」
後ろで原が俺の名前を呼んだ。
「悪かった。」
原は急に謝ってきた。
驚いた俺は、振り向いた。