*Love Mail*-恋のはじまり-
そして、俺はちひろの前で足を止めた。
「やっと、見つけたよ…。凛…。」
その言葉を聞いた瞬間、俺はちひろを抱きしめていた。
見つけてくれたうれしさ…
そして、愛おしさ…
たくさんの感情が混ざり合っていた。
「おせーんだよ…。ばーか…。」
俺は、ちひろの肩に顔を埋めながら耳元でそう囁いた。
「遅くなってごめんね…??」
「ホントだよ…。どんだけ待ったと思ってんだよ…。」